プロダクトを死へと誘う複雑性の恐ろしさと、それを最適化する10個の方法
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80%のユーザーがプロダクトの機能の20%しか使っていないというドキッとする内容からスタートしていますが、複雑性を最適化していく10の方法がわかりやすい。現スマートバンクの堀井さんはフリマアプリ「フリル(現ラクマ)で”僕が考える最強のサービス”を作ってしまったと振り返られています。本記事の内容もまさにそれに当てはまりますね。
スマートバンク堀井さんの過去記事
「僕が考える最強のサービス」を避け、スケールするビジネスをつくる徹底したユーザーインタビュー
https://initial.inc/articles/4su8QOCX3pVLaOXJjZy8gLプロダクトに限った話ではなく、組織とかもそうだと思う。
最初は小さいところから始まるからシンプルにならざるを得ない。そして機能・ユーザー・人などが増えていくことがポジティブ。でも増えていくとそれだけ変数が増える。
これまで単調増加で来たところが、構造を再構築してという風になると、想像以上に時間がかかる。そして目に見える進化がその期間ないので、焦りも生まれるし、異なる意見にときにNoということも必要。最初に始めたときよりもそもそも既にプロダクト・顧客・組織が存在して現在進行形で動いているから、それも難しさに輪をかけ、変数が累乗で効いてくる感じ。
だからこそビジョンなど、目指す先の重要度が高まる。それでも「使いようがない高画素数のカメラ」を欲しがったり「やたら機能が沢山ある電子レンジ」を高額で買いたがるのは、メーカーが顧客を教育してきたからでしょうか。
「KISSの法則」「オッカムのカミソリ」みたいな言葉がありますが、提供する側が一握りの顧客のクレームを恐れて機能をマクルーハンが言うところの「ホット」な状態にしないと気が済まないのは、自分の仕事やプロダクトに哲学を持っていないからではないかと考えてしまう事があります。