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伝統的に外交中立主義をとるインドは国境を接する中国と緊張関係にある一方、ロシアとはエネルギー、軍用機の主要な輸入相手国であり、このことから国連では非難決議に続いて直近のウクライナの平和を求める決議でもインドは棄権しています。

今回、G20議長国として共同声明に反対した国がロシアと中国だったことを名指しで指摘したことはインドの変化の兆しとみることも出来ますが、そのこと自体は指摘せずとも半ば公知と思われ、インドの立場を踏まえて解釈すれば、ロシア寄りと批判されないようバランスを取ったようにも思えます。

インドがアジア太平洋における日本の重要なパートナーであることは間違いないですが、各国とも国益をめぐるリアリズムの中で立ち振る舞っていることも念頭に置いておく必要があると思います。