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「恋愛至上主義時代(1980年代)の若者も、2021年の若者も恋人がいる割合がほぼ変わらない」

「1980年代まで日本が皆婚だったのは、その頃の若者に恋愛力があったからではない。お見合いや職場結婚という社会的な結婚のお膳立てシステムによるものであり、7割の恋愛弱者もなんだかんだ結婚相手を見つけることができたのだ」

1980年代に若者だった私は荒川さんのご意見に全く同感です。
マスコミは「最近の若者は…」的な分析が大好きですが、人間の本質などそう簡単に変わるものではありません。

「Z世代とは話が通じない」という文脈の記事も多いですが、私が会社に入った頃の上司の方々は戦争体験者がたくさんいて、私など「君は宇宙人に見える」と言われました。当時の世代間ギャップは今どころではなかったです。

今だけをいい加減な調査結果で語るのではなく、過去との比較もしっかりやって科学的な分析をしてほしいです。
”少子化の要因は「恋愛力の低下」”という見出しの毎日新聞の記事がツイッターでトレンド入りしたが、いろいろ間違っていて、そもそも恋愛力など低下していないし、もともと日本の若者の恋愛力なんて低下するほど高くなかった。そこの大前提をキチンとふまえないから、゛政治家のいう少子化対策はことごとく的外れになるのです。
おっさんたちが結婚できたのは彼らの恋愛力のおかげではない。
とりあえずは誰もが余裕のある収入レベルや期待感の持てる明るい社会情勢が大事なのかなと思います。少なくとも経済的理由で子どもを作らない、人数を制限することはなくなります。

恋愛力と出生率で負の相関というのは意外でしたが、恋愛している人が結婚したいとは限らない(遊びたいだけ)といったところでしょうか。
"1982年からの「恋人がいる割合」と合計特殊出生率との相関をみると、男で▲0.4812、女では▲0.6297という負の相関がある。特に、女性では「恋愛力が高まれば高まるほど出生率は下がる」という強い負の相関すら見られる。"