中国・BYD製EVバスに有害物質「六価クロム」使用…日野自動車は発売とりやめ
コメント
注目のコメント
六価クロムはEU ELV(廃自動車指令)とRoHsで規制対象ですからね。筋が悪過ぎる。
日本での自動車販売に限って言えばJAMA(日本自工会)自主規制だから、BYD独自で輸入して売れないこともないけど、
納入予定していた自治体や企業は敬遠しますよね。
せっかく環境イメージでEVバス導入なのに、ESG的にマイナスになっちゃうもの。導入する意味が無くなる。
(過去コメントを再掲しました)
日野自向けBYD製バスに六価クロム 運行会社に影響
https://newspicks.com/news/8141561
六価クロムは主にメッキ(クロメート)で使われ、その有毒性発ガン性からざっくり以下の規制がある
1.製造時
2.製品使用時
3.製品廃棄時
1の製造時は中国ならOK?(欧米や日本は当然NG)
ニュースリリースでは2の使用時は問題なく、3の廃棄時は独自の廃棄方法を取るので問題ないと。
ぶっちゃけた話、世界的にはNGと認識されてるので、欧米や日本企業だとこういうニュースリリース、対応にはならないと思う。
ニュースリリース関連
https://newspicks.com/news/8152132
対象車が明記されてなく、あまりよろしくない内容に感じる
対象はEVバスすべて??
https://newspicks.com/news/8148315六価クロム、建材ではまだまだ多いですし、日本のメッキ屋でも対応しているところは減ってきていますが、まだまだあります。
【いまさら聞けない】3価クロムと6価クロムの違い
https://sanwamekki.com/info/column/column_chromium/trivalent-chromium-and-hexavalent-chromium/六価クロムの環境への影響は以下レポートがわかりやすかった。
・6価クロム化合物 は古くから各種表面処理薬剤のほか化学合成用触媒,顔 料,グ ラビア製版用感光乳剤、皮なめし用途と広く利用されてきた。
・薬剤としての有効性ゆえに生体へ及ぼす悪影響も著しいと言え、1970 年代に新聞報道された鼻中隔穿孔のほか皮膚アレルギーなど を引き起こし,PRTRで 発ガン性物質に認定され, その排除は時代の趨勢 となった。
・自動車 において最も早い取組みはスウェーデ ンのボルボ
社。1992年1月 よりクロメート皮膜からの6価クロム溶出量を制限した人工汗浸漬試験の規格を定めた。
6価クロム使 用そのものを禁止したものではなかったが,その後に業界および法規制 へ与えた影響 は大きい。
・2006年からRoHS指令で禁止化学物質に指定されている。
引用元
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sfj1989/53/6/53_6_364/_pdf