お湯換え週1回→実は年2回 高級旅館の虚偽報告が発覚したきっかけ
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同じ宿泊業としては信じられない愚かさです。
弊ホテルも温泉施設があります。
温泉の運用ルールは厳格で、週1回、必ずお湯の入れ替えを行なう必要があります。
またレジオネラ菌の発生を抑える為に投入している塩素濃度を、毎日、利用開始時間前と夜の2回チェック行って問題がないかを確認し、もし一定の基準以上の濃度がない日が続けば、業者を呼んで原因追及します。
もし、レジオネラ菌の量が基準値を上回ってしまったら、即、利用を停止してお湯を抜き、専門業者を呼んで、湯船の消毒作業を行う必要があります。
その作業代だけで30〜50万円ほどかかります。
その後、再度レジオネラ菌の検査をして検出されなければOKですが、利用再開には管轄する市や県の許可がいる為、消毒作業から再開まで早くて一週間、遅いと1ヶ月以上は利用できない状態が続くことになります。
その間、イメージの悪化、温泉利用目的のお客様の宿泊辞退やお叱りなど、マイナス要素が大きすぎるので、ほとんどの温泉施設では、まともに運用しているはずです。
ありえないとしか言いようがありません。これはひどいですね..
HPを拝見しましたが、かなり老舗で結婚式場などにも使われているそれなりな旅館かと推察しますし、地元の人たちからの信頼がある宿でもあるんでしょう。
また、HPをみても今回のことへの言及もなく、プレスもない。広報としてもとても残念な対応なように思います。こういう不正は中々明るみにならないので、もっと内部通報でガンガン明るみになる透明度の高い社会になればなと思います。そういう社会になると、企業としても「不正は絶対にバレる」と認識するでしょうし。
で、公益通報者保護法は昨年6月に改正されて、300名以上の企業は体制構築が義務化されています。ただ中小企業だと努力義務なので、これ中小企業に拡大したほうが良いと思うんですよ。中小企業の方が、社長の一存で法律ガン無視!法律より社長のほうが偉いというケースもありますから。
なお、調べたところ、公衆浴場法は公益通報者保護法で保護される対象の法律です。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_partnerships/whisleblower_protection_system/overview/subject/assets/overview_subject_221201_0001.pdf
てか、保護される対象の法律かどうか調べるの面倒臭過ぎで、通報者のハードルになっている気がする。スマホでPDFは見たくない。