2023/2/24

【本質】「成長」と「適材適所」なくして給料は上がらない

NewsPicks ジャーナリスト
「賃上げラッシュ」が起きている。
任天堂が基本給一律10%、キヤノンが基本給7000円の引き上げを決めた。
3大メガバンクが相次ぎ初任給を約5万円上げ、トヨタ自動車とホンダが異例の早さで春闘(労使交渉)での賃上げ要求に満額回答した。
物価の高騰が続く中、賃上げは明るい話題だ。
itasun/iStock
もっとも、「生産性が上がる」、または「仕事の付加価値が高まる」からこそ給料が上がる。これが賃上げの本質ではないか。
こうしたビジネス面の成長を伴わないと、賃上げの「持続可能性」に黄色信号がともる。先に挙げた経営体力のある企業を除けば...
このような問題意識の下、「適材適所」こそが賃上げに欠かせないと主張する企業がある。