新型コロナワクチン“来年3月まで無料接種継続”で調整 厚労省
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実際にコロナに感染した方を診療していると、特に直近半年ほどでワクチンを接種している方は、重症化リスクの高い高齢者でも軽症か無症状で済むことほとんどで、現場で働いていると特にその効果を実感しています。
神奈川県が発表した後ろ向きの観察調査の結果では、65歳以上の高齢者では、ワクチン未接種の方は5回接種している方と比べてコロナに感染した時の死亡率は約7倍、80歳以上では約5倍となっており、現場の感覚と一致しています。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/covid19/vaccines/vaccine_efficasy.html
予防接種により特に高齢者の入院を予防することができることから、無料接種を継続するのは、医療経済的な観点でも妥当と感じています。保険適用で正常化に進んで欲しいと思うが来年3月まで無料でもとりたてて反対というワケではない。それ以上に気になるのが接種希望者が大幅に減っている現状でどれだけ購入してどれだけ廃棄しているのか。ある程度は仕方がないが希望者が少ないことが見込まれるのに大量に買うようなことがないように計画的に行って欲しいし、むしろ数を限定した上で『保有分がなくなるまで無料(残りの予備は有料)』みたいな方向のがいいように思う。
あと新型コロナはコロナ2019と呼ぶように決めたのなら行政がマスコミに協力を要請するなどして浸透をはかってほしい。命名も遅いがこのままでは次のコロナウイルスが出た時に過去データを検索する時などに困る。定期接種に位置付けることを検討している、と別のニュースでは報道されています。
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/9d4ca752fcf696d33d8ddab761e30b124e97ac6f&preview=auto
日本で打てるワクチンは、”任意接種”と”定期接種”の2種類に分類されており、”定期接種”は国が接種を推奨しており費用が補助されるものです。
実は日本は”ワクチン後進国”とよばれており、アメリカなどと比較するとこの定期接種にあたるワクチンが少ないです。
A型肝炎、おたふく、インフルのワクチンは未だに任意接種です。
今回のコロナワクチンの議論をきっかけとして、他のワクチンに関しても今一度見直してほしいと思います。