2023/2/20
【デヴィ・スカルノ】私が見た、戦地の「怒りと悲しみ」
わたくしは、プーチンさんに怒り狂っている──。
2023年1月、タレントのデヴィ・スカルノ(デヴィ夫人、83)はウクライナにいた。
ロシアによる侵略戦争が始まって間もなく1年。
ロシア軍のほとんど無差別的な攻撃は続き、欧米の支援を受けるウクライナ軍が徹底抗戦する構図は変わっていない。
ウクライナの人たちの日常は今も壊され続け、国際秩序は後戻りできないほど大きく変わった。
しかし、日本をはじめ世界からの注目度は当初ほどではなく、徐々にだが関心は薄まりつつある。
そんな中、冒頭のように戦争を始めたプーチンへの怒りに突き動かされたデヴィ夫人は、82歳にしてウクライナを訪れ、自ら支援物資を届けた。
戦争は、自分の思想の「源」だ。
そう語るデヴィ夫人が、戦地ウクライナを歩いて目にしたものとは──。そして、なぜ危険を冒してまで自分の手でウクライナ支援を続けるのか。
NewsPicksが開戦1年に合わせて行う特集「ウクライナ侵攻が変えたもの」。初日は、デヴィ夫人の強烈なメッセージに、耳を傾けてみよう。
INDEX
- 怒りで、夜も眠れなかった
- 物はあっても、送れない
- 現地で感じたプーチンへの「憎悪」
- 森喜朗、鈴木宗男は「おバカさん」
- 戦争が、私を強くした
- 日本人よ、世界を知れ
怒りで、夜も眠れなかった
──ロシアによるウクライナ侵攻が開戦1年を迎える前に、現地を訪問しました。
デヴィ このお話はね、去年までさかのぼるところから始めましょう。
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この連載について
ロシアによるウクライナ侵攻が始まって1年。世界の関心が徐々に薄れる中、戦場では今も多くの命が奪われている。侵略戦争は1年間で何を変え、世界をどこへ向かわせるのか。現地の声や専門家の分析を交えて伝える。