H3ロケット、着火信号出ず 22年度中の発射目指す
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注目のコメント
えーーーーーー。こんなシナリオは想定していなかった。。。
「失敗」ではありません。落ち着け共同通信。「中止」「アボート」です。
SRB「が」着火しなかったのか、それともSRB「を」着火しなかったのか。後者はつまり、なんらかの異常を検知してアボートした、ということ。しかし、固体ロケットが2本とも同時に火がつかなかったなんて普通はないから、多分後者なんでしょう。もしかしたらメインエンジンのなんらかのトラブルか。
朗報は、ロケットは無傷で発射台にいることです。しかしトラブルの内容によっては長引くかもです。続報を待ちましょう。
追記:固体ロケット点火前のアボートは、スペースシャトルではRedundant set launch sequencer abort (RSLS)というそうで、今まで5回あったそうです。H2ではあったかな。そこまで珍しいことでもないのかもしれません。とにかく、続報を待ちましょう。
https://en.wikipedia.org/wiki/Space_Shuttle_abort_modes
再追記
そういえば、ファルコン9もメインエンジン点火後のアボートありましたね。
https://spaceflightnow.com/2020/03/15/spacex-launch-aborted-in-final-second-before-liftoff/
異常が起きてロケットやペイロードが壊れる前に止めたんだから、安全機構がちゃんと働いたとも言えます。SRB着火せず、か。メインエンジンと違って、まあまあ実績あるはずなんだけどなぁ。IHI大変だな。イプシロンに続いて、、、スペースワンも延期だしなぁ
追記。YouTubeで解説しました。
次世代基幹ロケット「H3ロケット」が打ち上げ中止となった件について解説します
https://youtu.be/MqRr3s8SCm8普通の人はこれを「失敗」と捉えるのですね。なるほど。
今回、射点が掘り下げられているので、エンジン着火の映像が見られなくなりましたね。
H3は一段エンジンLE-9だけでは推力が足りず、最後の最後にSRBに点火して離昇を始めます。SRBは固体燃料なので一旦火を着けたら止められないので、最後に点火します。SRBが2基とも着火しない不具合は考えずらいので、直前にLE-9か機器に問題があって着火が中止されたのでしょう。全て全自動です。
いまロケット内には液体水素、液体酸素が目一杯入っているので、一旦これを抜かないといけません。打ち上げは早くて数日後、整備棟に戻すと週から月単位で遅れます。
種子島には行ったことはありますが(東大生だった小野さんと行ったことを覚えている)、ロケットの打ち上げを見たことはなく、一回は見てみたいのですが、こういうことがあるから難しい。