「成長市場」に止まらないビジョンが「21兆円」市場を切り拓く
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面白い、魅力的な記事ですね。
そもそも市場が21兆円の凄さ、でも空気は無くならないから確かにと気付かされる。
何となく勝手にダイキンさんが圧倒的に強いイメージだけがありましたが、空質空調の技術統合や綺麗なのはもう当たり前で、安心安全、省エネ、健康。かなり欲しくなる。
Panasonicさんは家もあるから、インフラ完全網羅で、BtoBもBtoBtoCも強そう。
注目のコメント
「照明デザイナーはいるけど、空気デザイナーってまだいないじゃないですか。いつか空気デザインを学ぶ学校の、校長になりたいんですよ」
パナソニック空質空調社の社長である道浦さんのお話で、一番印象的だった一言です。
エアコン・空気清浄機・換気機能を家庭やオフィスで使うのはごく自然。発展途上国の生活水準があがり、環境貢献度が高いことからもこの市場は必然的に伸びるとされているそうです。
今後、伸びゆく市場において、どんな価値を見い出そうとしているのか、伺いました。世界企業になったDAIKINや世界企業のCarrierに買収された東芝エアコン事業をみても、このHVAC市場は成長している。
人間は、きれいな水と空気が無ければ生きられない。不要な病気を防げるということも説得力はある。しかし、別の視座が抜けてやしないか。
自分の建物の中の空気さえきれいなら問題ないのか。排気、換気、そして電力消費により、地球上の空気を汚し続けていないのか?
局所的な衛生を謳い、扇動し、原始的に不要な物を作り続け廃棄する負のサイクルに目をつぶっていないか?
家の外の空気をきれいに保たなければ、人類の明日はどうなるのだろう。AIは解決してくれない。なぜなら人間は常に利己的な部分を内在させ、真に合理的ではないから。"良い空気"という価値観のビジネスモデルは今後確実に伸びてくる分野だと思うし、とても鋭い視点と思います。
それによって社会に活力を生み出そうという考え方も素晴らしいです。
そしてその良い空気の要素として7つの指標を定義しているのですが、その先にどんなビジョンを見せていくのか、が今後の重要要素になってくると思います。
例えば酸素カプセルは短期的な疲労回復を明確な目的とした空気ビジネスの一つと言っても良いと思います。そこには明確な目的と効果があります。
例えば高い山に登った時に味わう爽快感と、美味しい空気。その充実感は空気に何をプラスすれば味わえるのか。
例えば花粉症に悩む人達に一時の部屋の清浄空気を味わってもらっても、外に出ればあっという間に元に戻る。これを治療する空気はあるのだろうか?
そんな未来に期待は膨らむが、それらをいかに実現するかは、技術とそれにプラスした未来のワクワクするビジョンをどう掛け合わせ、伝えるか、それにどう応えてくれていくのか、とても楽しみな記事でした。