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エア・インディア、エアバスとボーイングに過去最多の約500機を発注

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  • 国内航空会社 気象予報士

    エアインディアは、いわゆる各国のナショナルフラッグキャリアと同様、特にここ20年ほどの燃油価格の上昇を受けて業績が悪く、設備投資もままならない状態が続いていました。経営再建の道のりも何度も中断し、ようやく2021年にタタグループに売却されてインド政府の手を離れたところでした。アフターコロナとなり需要の回復状況を確認して、ようやく経営立て直しに向けた設備投資の大まかな計画がまとまったというところでしょう。

    現在のエアインディアの機材はエアバスのナローボディが70機弱、これにボーイングのワイドボディが45機、合わせて110機ほどという構成になっています。この規模からいきなり500機近いオーダーを出したというのが桁外れで、いったいどこの路線に投入するつもりなんだろうというくらいです。それだけ目先の需要の拡大が大きいと踏んでいるということになります。
    内訳はエアバスとボーイングのナローボディが合わせて400機で、ワイドボディは70機となっており、ナローボディが多いところから察するにインドを中心とした半径5000㎞程度の範囲(中国、東南アジア、中東、そしてロシア!)に特に重きを置いていることがよく分かります。ワイドボディもインドの旧宗主国で結びつきが強いイギリスをはじめ、北米路線にもワイドボディでなければ直行できませんので引き続きそちらにも設備投資はしていくという意思表示となります。

    またボーイングとエアバスという関係で考えた場合、ややエアバス寄りのオーダーとなりました。ナローボディでは737MAXが190機、A320シリーズが210機となっているほか、ワイドボディでは777Xと787を合わせて30機なのに対しA350シリーズで40機のオーダーとなっているからです。現行のナローボディがエアバスだということもエアバスにはプラスに働いたと考えられます。ただしボーイングにとっても評判をなんとか回復したい737MAXに大量受注が得られ、ほっと胸をなでおろせるオーダーだといえるでしょう。新型の777Xにもツバを付けるように10機のオーダーを出しており、エアバスとボーイングの両者を天秤にかけていいところ取りをしたいというエアインディアのしたたかな考え方も透けて見えます。
    経営難にあえぐエアインディアというイメージを一気に払拭する今回のオーダーは見事でした。


  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    谷村さんのコメントと併せて(有難うございます!)。

    機数が多いが、400機が737/A320というナローボディ。
    人口と今後の経済成長と併せて、国内線需要のためだろう。その観点で、中国も見てみる。
    主要航空会社の運用しているナローボディの機数をWikipediaで見ると、中国国際航空が300機、中国南方航空が523機、中国東方航空が464機。他に春秋航空などLCCも多くいる。
    インドの航空会社の状況については、エア・インディアが60機(元は国内線はインディアン・エアが中心で、2007年にエア・インディア統合)。インディゴ155機、ゴーエア58機、スパイスジェット77機、ビスタラ49機などが中心。なお昔はJet Airwaysが強かったが、2019年に破産。
    他社含めた競争状況をあわせると、一気にシェアを奪いに行く戦略に見える。


  • STORYTELLING Consulting LLP Co-Founder COO

    インドの航空産業は右肩上がり、経済成長している証拠かと。パイロット不足などはありますが、楽しみです。

    ここ10年はインドから目が離せないのでは、と感じています。


    インドは本当に面白い立ち位置です。GDP上位や周辺のさまざま国とうまく外交している。政治、経済、軍事などなど。


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