GXと整合的なカーボンプライシングとは
NPO法人 国際環境経済研究所|International Environment and Economy Institute
15Picks
コメント
選択しているユーザー
GX実行会議で議論された「カーボンプライシング」。炭素に価格をかけるというのは、当たり前のことですが、化石燃料の使用に係るコストが上がるということで、今激変緩和措置として導入されているガソリンや電気・ガスに対する補助金の逆の制度です。
脱炭素化を費用対効果よく進めるためには、市場で最も安価にCO2を削減できる技術が選択されるように、こうしたカーボンプライシング導入が有効であるというのは議論の余地がほぼないところだと思いますが、この制度設計はあちこちに悪魔が宿りがち。排出量取引なんて、それこそ計画経済であり、行政機構が膨らんだり政治的ロビーイングの温床になったりしがちであることは欧州が証明済みです。制度設計には慎重を期すべきという点を含めて、カーボンプライシングを導入するならこうすべき、と言提案を書きました。
関係者の皆様には必読でお願いします。