楽天、過去最大の赤字3728億円 モバイル、基地局整備の負担重く
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通期のPLだけ見ると見出しのとおりですが、EBITDAとキャッシュフローの四半期別の推移を見ると底を打ったように見えます。(単位百万円)
21/Q1 21/Q2 21/Q3 21/Q4 22/Q1 22/Q2 22/Q3 22/Q4
連結EBITDA 12,776 -12,016 -11,132 -21,023 -37,443 -14,075 -9,512 5,042
21/Q1 21/Q2 21/Q3 21/Q4 22/Q1 22/Q2 22/Q3 22/Q4
営業CF 12,959 229,572 175,254 164,923 -209,056 -22,003 -216,359 189,470
投資CF -119,995 -159,287 -150,776 -181,772 -404,523 -241,009 -187,804 -119,073
キャッシュフロー計算書は金融と非金融に分けて開示もありますので、詳しく見たい方はこちら。
https://corp.rakuten.co.jp/investors/documents/results/
補足資料(Excel)より。携帯電話事業に関して、決算資料から分かるのは、2023年を乗り越えられるか、だと思います。
10月末に実質無料が終了。
料金プラン改定後の変動は、
(Q4/21 450万)
Q1/22 491万
Q2/22 477万
Q3/22 455万
Q4/22 451万
となった。
10月と11月の解約は、それなりに多い。(MNO課金ユーザー獲得数 数前年同期比 それぞれ -20%、-9%)
料金プラン改定の影響が落ち着いた12月 +5%、1月 +16%。
解約数が不明ではあるものの、前期比で-4万にとどまっている。
来期以降のプラス材料と言えるかも。
携帯電話事業の売却のコメントは多いが、楽天グループの事業と両輪になりつつあるので、売却よりも継続に賭けるのが楽天グループとしての選択になりそう。
・楽天市場スーパセール流通総額のうち、楽天MNOユーザーが占める割合は23.6%。
・MNO関連(Rakuten Linkなど)からの送客
・楽天市場やクロスユースに与える影響
・2024年以降の設備投資減
売却があるとすれば、Rakuten Symphonyの海外事業者への売却でしょうか。
2023年度の売上目標は690億円(前年比40%増)
日本ではニュースは少ないが、海外ではMWC等のイベントに参加し、積極的に情報発信も行っている。
決算資料で割かれるページ数が多くなり、売上等のデータも公開され始めた。
モバイル以外で気になるのは、物流センターが3ヵ所稼働予定であること。(楽天西友含む)
要の事業でもあるし。「楽天モバイルでないと得られない独自の顧客価値はどこにある」って、下記が圧倒的な価値じゃないでしょうか。
【1】インターネットつなぎ放題 ▶ 自宅や職場の光回線不要
https://newspicks.com/news/7931900
常時50〜90Mが出るので毎月6,000円前後払っていた固定の光回線は解約。楽天モバイルでのテザリングに集約しました
【2】通話も無料
https://newspicks.com/news/5052435
ahamoやpovoやLINEMOでこれらは実現できているのでしょうか。