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象徴的な出来事ですね。全米の1割を超えるクルマ市場であるカリフォルニア州は、全米トレンドの先行指標でもあります。

北米を主戦場とする日本メーカーにとっては、理屈はともかくバッテリーモーター車の人気商品を市場に投入できなければ、販売台数を落とすことになる。それがハッキリ分かってきました。
ロビー活動がうまくいってないよね。カリフォルニアはカープールレーンというレーンがフリーウェイにあり、2人以上でなければ使えないレーンがあるエリアがある。通勤渋滞時にはカープールレーンを使えるかどうかで到着時間に大きな差が出る。EVのようなゼロエミッションカーであれば、カープールレーンが使える。HVは含まれなくなってしまった。このインパクトはかなりでかい。
アメリカの一般家庭は割と共働きが多いと思うが、夫婦共に自動車に乗ってて子供を送り迎えするので一家に2台くらいはある。家の近場や通勤、送り迎えに使うならEVは航続距離の心配も無い。2台目として買われるケースが多いと考えられる。モデルYが人気なのは流石アメリカと言ったところだろうか。

カリフォルニアが排気ガスにうるさいのは都市部であるサンフランシスコもロサンゼルスも盆地のようになっていて大気汚染が都市部で深刻な健康問題を引き起こすためである。
米国のトレンドというより、カリフォルニアのトレンドであることを、正しく理解することが大事です。

(以下、記事中から引用)
米カリフォルニア州における2022年の電気自動車(EV)の販売台数が21年比62%増の28万5199台に伸び、半導体不足などの影響で10%減の23万3496台となったハイブリッド車(HV、プラグインハイブリッド車=PHVを含む)を初めて上回った。車種別でも米テスラの主力EVが初めて州内のベストセラーカーになった。

米カリフォルニア州新車ディーラー協会(CNCDA)が新車登録をベースにこのほど集計をまとめた。22年の州内の新車販売台数は166万7831台となり、21年に比べ10%減少した。ガソリン価格の高騰などを背景に全体に占めるEVのシェアが7.6ポイント上昇して17.1%に高まる一方、HVのシェアは14.0%とほぼ横ばいだった。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
Uberを呼ぶと、テスラにあたる回数もかなり増えてきた気がします。
確かにカリフォルニアは特殊性の高い州ではあるが、テック系が集積しかつセレブも多いため、アメリカ全土に一定の存在感を持っている。個人的に、ファッションや短期のカルチャーはNYが牽引していて、テックや長期のカルチャーというか人の向かう方向性はカリフォルニアが牽引していると認識している。

全ての州がカリフォルニアに追随することは"合衆国"の性質からしてもあり得ないが、既に中核都市でもTesla中心に広がりを見せており、かつ充電設備も充実しつつある中で、これは結構インパクトのある話だと思う。

アメリカは、やる時は強大な国力(ヒトモノカネ)を掛けて一気にやります。それを下支えする柔軟な制度や人々の変化に対する理解度も高い。ここを見誤ると簡単には追いつけない。既にそうなりつつあるか、ギリギリのラインだと思っています。
日本はまだハイブリッド全盛期ですが、USはBEVシフトが進んでる!