植田和男氏「現在の金融政策は適切、緩和継続が必要」=日テレ
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注目のコメント
植田先生、日銀総裁就任おめでとうございます👏👏👏👏👏
実は東大に移ってこられた時のゼミの不肖の一期生です。東大は言いたくなくて嫌なのですが、理由は大阪大学にいらっしゃった時のゼミや院に専門家会議で有名になった大竹文雄さんや京大教授の柴田章久さんがいらっしゃって、そちらのほうが優秀なので、断っています。
景気見通しはおそらくPhD持ってる日本人でベストです。もしくは上智大学の中里先生。なのでグリーンスパンとバーナンキ2人分くらいのレベルです。個人的にはFRB議長も日銀総裁もグリーンスパン議長のように経済見通しが正確にできる人が適任だと思うので、そういう意味では日本では現在最適の人ではないかと思います。
実はそれ以上に植田先生を推している理由がありまして、それが以下の論文です。
植田和男、「わが国の株価水準について」、『日本経済研究』18号、日本経済研究センター、1989年
植田先生の日銀総裁就任の機会にぜひ紹介したいことがありまして。昨日の続きですが、1980年代後半、当時日本全体で浮かれていて、絶対おかしいとみんなが思いつつ、この経済がファンダメンタルだと思っていたわけです。崩壊したらみんなバブルだと言い始めて今は誰もがそう言っているわけです。
でも崩壊した後にバブルだって言うのは誰でもわかるし、情報価値はほぼゼロ。逆に崩壊する前にバブルってちゃんと言うのは本当に難しい(でしょw)。それができれば、まさに学者としては第1級の仕事だと思います。
そう言う意味ではノーベル賞級の仕事だと常に思っているのが上記の植田先生の日本経済研究の論文。当時卒論指導してもらってたんですが、植田先生曰く、どんなしょぼい分析しても、バブルだって簡単に出ますからでした。そういう事実をちゃんと捉えられるというのが植田先生に全幅の信頼を寄せている理由です。