オバマ大統領が米国企業が海外に貯め込んだ利益に対する一回限りのリパトリエーション課税を提案結構安いじゃん、この税率?
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注目のコメント
注目の施策。去年、米国企業が欧州企業にM&Aを仕掛ける動きが多かった。代表例は失敗したがPfizer⇒AstraZeneca、また成功したのではGE⇒Alstom。それは海外滞留資金を米国に送り返せば税金かかるので、それよりも買収に使い、また本社移転含めて検討して節税もするという考えがあったため。他にこの税金の影響として、キャッシュリッチなAppleが、株主還元のためにわざわざ約2兆円の債券を発行した。ここらへんの話はPicks検索で「Why Apple Has to Borrow $17 Billion」を検索してほしい。
記事のように法案化される可能性は低いが、仮に法案化されれば、株主還元の原資となるので増配や自社株買いがさらに進む可能性。また米国内でのM&Aも増加すると思う。バンカーは、こういった動きを見据えて、大量に提案資料とか作っていそう。グローバル企業の節税に対して批判して必要以上に規制を強めるより、こういった飴を与えて税収を増やす方が賢明だと思う。税率14%だとかなり多くの企業が税金を納めるんじゃないかな。2兆ドルの14%はかなり大きい。