[北京 9日 ロイター] - 中国商務省の報道官は9日の定例会見で、太陽電池ウエハー製造装置の輸出規制案は、特定の業界を狙ったものではないと述べた。

商務省は昨年12月30日、太陽電池用シリコンウエハーの製造装置を輸出規制品目に加えることを提案した。

輸出規制対象となれば、米国やインドなどの太陽光発電装置の製造に支障が出ると専門家は指摘している。

この規制案は1月28日に意見公募期間が終わった。報道官は、現在は寄せられた意見を検討中とした上で「(輸出規制は)特定の産業をターゲットにしてはいない」と述べた。

コンサルティング会社ライスタッド・エナジーによると、2022年の太陽電池ウエハー生産で中国は98%を占めた。