NTT島田社長「GAFA予備校と言ってる方もいるが別に行けばいい。それで帰ってくればいい」 専門人材の流動性はキャリア形成上重要…4月からは新人事制度に
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隣の芝生は青く見えるものです。行きたいのであれば行けば良い。行ってはじめて気がつくこともあります。一度辞めた会社に10年後に戻った経験があるが故に、身をもってそう思います。
去るという決断をした個人を、企業側は気持ち良く送り出すことが大切です。外資系企業では、去る仲間に対してfarewell ceremonyを行うのがスタンダードでした。私自身も、前職アドビを去る際に、上司やチームメンバーをはじめ、世界中の仲間からの熱い応援メッセージをもらって旅立ちました。その時の動画を今見返しても、熱いものがこみ上げてきます。
「法人」を支えるのは血の通った「人」です。外に向かって羽ばたく仲間を裏切り者とみなすのではなく、その挑戦を、純粋な気持ちで応援することが大事なのだと思います。そして飛び立った個人は、縁があれば、一回り大きくなって古巣に戻れば良いのです。通信業界は意外に、昔から人材の流動性が高い業界です。新電電や携帯の新規参入などが起こるたびに、日本では専門人材がNTTしかいないので、そこから競争相手に移る人が多く必要とされました。「天下り」が非難されるようになった頃には、NTTはいかに人を外に出すかに腐心していました。
ですので、外に出るルートは特に新しくないですが、これらの「卒業生」が戻ってくるルートがうまくできれば面白いです。
私もNTTから流出した人間で、ベンチャー含め業界あちこちで「同窓生」に会います。日本のテクノロジー業界にとってNTTは人材のエコシステム上で大きな存在ですので、より流動性を高める役割を期待します。