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米CVSがオークストリートを95億ドルで買収、プライマリーケア事業に参入

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    専修大学 商学部教授

    米国の医療は基本的に自由診療で、医療サービスの価格は受診する医療機関ごとに異なります。米国では、患者が契約している「マネジドケア」を行う企業が医療機関や製薬会社に対しバーゲニングパワー(市場優位性がある企業が納入業者から商品を安値で仕入れることが可能となる力関係)を発揮し、また受診できる医療機関や保険で使用できるリストも提示します。

    オークストリートは、「メディケア」といわれる米国政府が運営する高齢者・障害者向け医療保険の被保険者向けのサービス企業ですが、「メディケア」で使える医療サービスの種類や医薬品は米国政府が決めることから主な事業は「医療機関の紹介」「患者コミュニティの運営」のようです。ビジネスモデルとして登録医療機関から手数料を受け取るなどがあるようですが、「フォーミュラリ」と呼ばれる医薬品リストには関与できず製薬企業に対する「バーゲニングパワー」を持てないことや、一般に「メディケア」は制度的には社会保障であり、基本的には高額医療をカバーしないことから、他の領域の「マネジドケア」と比べると利幅が薄いと思われます。

    一方、CVSは米国の巨大薬局チェーンであり、自社薬剤師の見立てにより処方箋を必要としない医薬品の販売によって初期医療を担っていることから、プライマリケアでノウハウのあるオークストリート社を買収して、シナジー効果を得ようとする考えのようです。CVSはオンライン薬局の運営を行っていますが、今後はオンライン診療事業を展開する計画につなげるつもりでしょう。


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