この連載について
本を読むことは、心を豊かにしてくれる。慌ただしい毎日のリフレッシュにもなるだろう。ただ、ビジネスパーソンには時間がない。そんな悩みを抱えるあなたにNewsPicks編集部が、本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、話題の書籍の要約をお届けする。
この記事の著者 / 編集者
関連する企業
株式会社キーエンス(英:KEYENCE CORPORATION)は、大阪府大阪市東淀川区東中島に本社を置く、自動制御機器(PLCと周辺機器)、計測機器、情報機器、光学顕微鏡・電子顕微鏡などの開発および製造販売を行う企業。TOPIX Core30の構成銘柄の一つ。海外売り上げ比率は50%を超える。現在、世界44カ国・200拠点で事業を展開。 ウィキペディア
時価総額
16.8 兆円
業績



新規登録またはログインすると
チャートを見ることができます
新規登録する
ログインはこちら
この連載の記事一覧

【読書】お金が増える「ぶれない自分」の磨き方
NewsPicks編集部 301Picks

【読書】禅の教えに学ぶ「引き算の生き方」
NewsPicks編集部 664Picks

【読書】スタバ元CEOが語る「ファンづくり」の秘訣
NewsPicks編集部 737Picks

【読書】今すぐ実践できる「好感度」を高める10の行動
NewsPicks編集部 467Picks

【読書】なぜ人は「肩書」を持つとダメになるのか
NewsPicks編集部 507Picks

【読書】あなたの「努力」には、何が足りていないのか
NewsPicks編集部 825Picks

【読書】60秒でバズリを生みだす「時間設計」のすべて
NewsPicks編集部 274Picks

【読書】学生時代から知っておくべき「ビジネスのキホン」
NewsPicks編集部 602Picks

【読書】歳をとるほど衰える「笑いのセンス」の正体
NewsPicks編集部 416Picks

【読書】大規模調査で判明。職場コミュニケーションの「最適解」
NewsPicks編集部 770Picks
大学での講義で、リアルな企業のデータを分析して提案をするプレゼンを「問題解決型学習(Problem-based Learning)」形式で行い、付加価値について考えました。
実際のところ、企業側もデータを分析してそれをビジネスに活かしているので、正直細かい分析をしても仕方がないというのが持論でした。
しかし、チームで困ったことや問題の洗い出しを行い、学生ならではの「消費者」という視点から考えると、企業のニーズに応えられる意外なアイデアが多く浮かびました。
本当に顧客が必要としているものをアイデアとして提案するーー。
「付加」価値を作り出す際には、相手に「負荷」をかけてはいけないということがよくわかる1冊でした。
様々なショート動画が出てきます。
『キーエンス解剖』という本の紹介動画までよく見られていて、キーエンスの引きの強さに驚いています。
記事の『お客様のニーズを超えた部分は「ムダ」になる』という図表を基に3点、私見を。
①お客様のニーズに対して、適切な価格を付けられるか
付加価値と、価格は似て非なるもの。安ければ売れるが、儲からない。高ければ、価値があっても売れない。だから付加価値・原価・価格を三位一体で設計・改善していくことが、超重要。
②価格は、競争に左右される
付加価値は製品によって大なり小なり違うし、比較検討しても結論が変わることがある。でも価格は全て金銭で比較可能。
①とも関わるのだが、売るためには競争相手との比較が重要。ただ安く売っていくと結局消耗戦になる。だから違うポジションを取ったり、買収をして競争圧力を減らしたり、徹底的につぶしてから値上げをしていくなども、事業戦略として重要。
③ムダ、は必ずしも悪いことではない
お客様の顕在化しているニーズと、顕在化していないニーズがある。またやってみることで、社内の中で知見が蓄積できることもある。なので「現在のムダ」は全て否定するものではないと思っている。
ただ、それは儲かっていることが前提。儲かっていて、投資的にムダも作り、そしてそれの一部が何らかの形でリターンとなって、競争でさらに強くなっている構造を作れるか。
付加価値というと、2つの別の物事を組み合わせて、新しい価値を創造する、もしくはプラスしていくというものだと考えていました。
(例、教育×観光→教育を楽しく行い、学びの幅を広げる新しい観光ビジネス)
お話に合ったように、顧客の求める以上の価値を提供しても、それが空回りする無駄な骨折りになる可能性があるという指摘には気をつけたいです。でもそれを気にしすぎていては革新的なビジネスが生まれない気もします。日本にニーズが無ければ海外に進出させるなど別のニーズを見つけることもできると思うし。
幅広く挑戦することが大事では?とも感じました。
私も地域活性化のために農業の面からプロジェクトを立ち上げる、というのをしたことがありますが「農業はこうだろうな」という勝手な先入観からニーズを決めてしまい、プロジェクトが失敗したことがありました。市場のニーズを把握し、それを提供するという基本をもっと意識する必要性を改めて感じました。
= 広く売れコスト安なので高収益
構造はこのような感じかと思いますが、
最初の「業界全体に潜在するが、顕在化してない有意義な課題」を発見するには、顧客以上に顧客の仕事や業務を深く理解しようとしないと、まず出来ません。
キーエンスの営業マンは、顧客への聞き込みが徹底的で、顧客の「困った、、」に1,2日で「ではこうならいかがですか?」と他社を上回る圧倒的スピードで回答する、と聞いたことがあります。
この辺りをサイクル化している所にキーエンスの圧倒的強みがあるのか、と感じます。