[東京 8日 ロイター] - 松野博一官房長官は8日午前の記者会見で、足元の物価上昇について「今後の経済状況を注視し、必要な政策対応に躊躇(ちゅうちょ)なく取り組んでいく」と述べた。

公明党の山口那津男代表が予備費を活用した追加の物価高対策を求めていることに関連し、政府として検討する予定はあるのか、との質問に答えた。

電気・ガス料金等の上昇に対する負担緩和策として、1月の使用分から使用量に応じた料金の値引きが行われる。松野官房長官は物価高に対して累次にわたる対策を講じてきたとした上で、賃上げに取り組む中小企業への支援や構造的な賃上げの実現にも取り組む考えを示した。