[ニューヨーク/ヒューストン 7日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は7日公表した短期エネルギー見通しで、米国の今年の原油需給について、需要は横ばいだが生産量は増えるとの予測を示した。

2023年の国内原油生産量は日量59万バレル増の1249万バレル、24年は同16万バレル増の1265万バレルと予想した。

また石油・その他液体燃料の国内消費量は23年が日量2030万バレルで横ばいと見込んだ。

中国の需要は23年に日量70万バレル、24年に40万バレルそれぞれ増加すると見込んだ。ロシア産石油・液体燃料の生産は23年に日量約100万─990万バレル減少すると予想。ロシアの輸出が想定を上回っているとして、1月の予想から日量40万バレル引き上げた。

ブレント原油価格は上期に1バレル=85ドルで推移し、下期には82ドル前後に下落するとみている。