[マリンカ近郊(ウクライナ東部) 7日 ロイター] - ウクライナ軍は7日、ロシア軍の死者数が過去24時間で1030人に上ったと発表した。侵攻開始後で最多となり、この2日間の死者数は1900人になったとしている。

同軍は、これまでのロシア側の死者は13万3190人と主張。一方、ロシアはウクライナ軍の1月の死者が6500人に上ったとしている。

敵軍の死傷者数の集計は信頼性が低いとされ、ウクライナも最近は詳細な戦況をほとんど明らかにしていないが、こうした主張は塹壕戦が激化しているという双方の説明と一致する。

ウクライナや西側諸国によると、ロシアは侵攻開始から丸1年となる24日までに新たな戦果を上げるため、東部に軍や傭兵を投入しているという。

一方、7日はドイツのピストリウス国防相が予告なしにウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問。戦車「レオパルト1」を年内に80両、2024年に100両供与すると発表した。これまでの発表を上回る規模。

また、ウクライナのクレバ外相は同日、ブリンケン米国務長官と協議したとツイッターに投稿。新たな軍事支援や対ロシア制裁のほか、24日に向け「重大イベントの備え」が議題だったと明かした。

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