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(以下、記事中からの引用)
第一に、ゆっくり考え、迅速に行動すること。
(中略)
第二の助言は、仕事をシンプルにしてくれて、それをモジュール化するレゴを見つけることだ。
「モジュール方式とは、小さなものから大きなものを作るという美しい考え方を表現する不格好な言葉だ」とフリウビヤ氏。「世の中を見回せば、それは至る所で見つかる」。至る所というのは「ソフトウエアや地下鉄、ハードウエア、ホテル、オフィスビル、学校、工場、病院、ロケット、人工衛星、自動車、アプリストア」などだ。「それらは全て基本的にモジュール方式であり、ビルディングブロック(構成単位)で構築されている。猛烈な勢いで規模を拡大することができ、それにつれてよりよく、より速く、より大きく、より安くなる」
(中略)
「同じことを何度も繰り返し、それをカチッとはめ、またはめる」
モジュラー方式の有望さを、それを表す言葉がないうちから理解していたのはゴッドフレッド・キアク・クリスチャンセン氏だ。同氏は1957年から1973年にレゴの経営者を務めた。彼の父親が創業した同社はこの間にブロック玩具の特許を取得し、世界にセンセーションを巻き起こした。
レゴは当時、265種類のおもちゃを販売していた。クリスチャンセン氏は264種類をやめ、レゴの資源を集中させて1種類を中心にした一つのシステムを作りたいと考えた。「その製品とは、ユニークで長持ちするもの、遊びやすく、生産しやすく、販売しやすく、さまざまなおもちゃに発展する可能性があるものだった」。イェンス・アナセン氏の近著「The Lego Story(レゴの物語)」にそう書かれている。クリスチャンセン氏はそれが何かを知っていた。
レゴのブロックはモジュール方式だが、レゴは会社としてもそれを目指した。
その決断によって、デンマークの子どもだったフリウビヤ氏の人生は変わった。実際、出産祝いを買うときは今でも必ず同じプレゼントを探すという。
人がこの世に生まれるのを歓迎するのは小さなことだが、彼らはこの世界で大きなことを成し遂げられる。
「私は彼らの人生で初めてレゴを贈る人になりたい」とフリウビヤ氏は話した。