｢EV時代｣の今こそ問われるホンダの存立意義

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• 神領 貢

  ニューモデルマガジンＸ 代表取締役社長兼編集長

  ・2023年02月06日

  ホンダ系ディーラーの方と話す機会がありました。「売れるタマはN-BOXのみです」。ヴェゼルは人気ですが納期が長期化してせっかく受注しても登録に時間がかかり、お客様を逃してしまうことがあります。
  
  地場の販社に対しても「統合して大規模化しろとメーカーは言います。大規模化してショールームを近代化しろと新規投資を促します。でもお金がない。クルマの供給責任を果たさないで、販社に投資を促すのはスジが違うと思います」。
  
  全国レベルではメーカー直資本で県を跨いだ統合も進んでいます。「オデッセイを廃止する」と言ったと思ったら、ここにきて「輸入で対応する」と言ってみたり。「国内販売の政策も一貫性がありません」と嘆く。
  
  日本本部廃止で国内販売と鈴鹿製作所の今後が風雲急を告げている。