赤字は回避、積極的な投資は変わらず
ビジュアルレポートで見るAmazon最新決算
2015/1/30
Amazonは1月29日(日本時間30日朝)、2014年第4四半期の決算を発表した。昨日のFacebookに引き続き、その決算内容をビジュアルレポートでお届けする。
(ビジュアルレポート作成 荒川拓・櫻田潤)
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(ビジュアルレポート作成 荒川拓・櫻田潤)
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決算発表コメントも、大半はプライム会員に関することで、ベゾスが本腰を入れていることが伺えました。
決算ビジュアルレポート、最後はGoogleを取り上げる予定です。
>Hayashi Satoshiさん
ご意見ありがとうございます。次回以降の見せ方を工夫したいと思います。
今期の売上高(293億ドル)は会社予測の範囲内でした(273〜303億ドル)。営業利益見通しは大きな幅を持たせていました(−5.7〜+4.3億ドル)が、結果として会社予測を上回りました(5.9億ドル)。前回決算でアナリスト予想を下回り株価が下落したことを受け、投資に貪欲なベゾスが市場に妥協したと言えるかもしれません。
【補足】
Fire Phoneは「家電・日用品部門」、プライム会員は「その他部門」です。詳しくは梅田さんのコメントにあるとおりです。
プライム会員がキーだと思う。これまで圧倒的な規模で、倉庫などインフラ投資という諸刃の剣を武器に変えてきた。プライム向けの投資及びサービスも同様で、会員獲得するために必要だから投資するし、会員獲得出来なければ固定費。連結売上がYoYで+15%に対し、プライム会員は+53%(実数非開示)。
力を入れているプライム会員の売り上げはその他セグメントに含まれているとの事。そのため、メディア部門が減っているように見えますが、その要因のひとつは、プライム会員の増加が関係しているかもしれないですね。(プライム会員はコンテンツを見る事が可能)
ちなみに、ロイターによると、アマゾンは、年会費99ドルの「プライム」会員の数は2014年に世界全体で53%増加したとの事。今後も引き続きこのプライム会員を戦略の主軸に置く姿勢が鮮明。
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