[ヘルシンキ 2日 ロイター] - 北欧フィンランドとスウェーデンの首相は2日、両国の安全保障は相互に依存しているとし、北大西洋条約機構(NATO)への同時加盟に引き続きコミットしていると表明した。トルコがスウェーデンの加盟を支持しない考えを示したことを受けた発言。

トルコのエルドアン大統領は1日、スウェーデンの首都ストックホルムで先月行われた抗議デモでイスラム教の聖典コーランが燃やされたことに触れ、「トルコの立場はフィンランドに対しては肯定的だが、スウェーデンには肯定的ではない」と述べた。

スウェーデンのクリステション首相は、北欧2カ国とトルコが昨年署名したNATO加盟に関する3カ国協定を引き続き順守すると強調した。