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航空エコ燃料「SAF」、米などと共同調達へ 政府が支援策を検討

朝日新聞デジタル
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  • エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表

    SAFというと、ユーグレナ等の藻類バイオ燃料が想起される方も多いでしょうが、世界でSAFといえば主にパーム油や大豆油由来の廃食油を原料に作られる「HEFA(水素化処理エステル・脂肪酸)」が殆どです。先日の発表にあったように、ユーグレナも当面は藻類ではなく廃食油で航空燃料を製造する計画のようです。

    日本では廃食油は約40-45万トン/年出ますが、そのうち大半の22-25万トンは飼料用に使われます。最近では海外での燃料用途に価格が高騰して3割ほどは輸出される一方、国内での燃料用消費はごくわずかです。ちなみにちなみに家庭から出る廃食油の9割(9-10万t)は廃棄されています。

    我が国では、国土交通省が2030年の日本のエアラインによる燃料使用量の10%をSAFに置き換えるという目標を設定しています。2022年7月に行われた「製造・供給WG」での議論の結果、国内空港でのジェット燃料利用量予測は約1400万kLで、その10%の140万kLのSAFが必要になる見込みです。現在事業者等の供給見込みを足し合わせると約118万kLとなっており、このままでは不足します。

    国内の廃食油流通量を考えても、この数字の大半は輸入原料を用いた供給が前提になっていると思われます。国内の廃食油の輸出分や未利用分を足しても、国産(といってもその元の植物油の殆どは輸入ですが)には程遠いでしょう。

    そこで、海外調達力を強めるために、こうした取組みが出てきたのでしょう。

    記事では「SAF」とだけありますが、海外からSAFを調達する場合、既にジェット燃料と混合された「混合SAF」ではなく、純粋なSAF(「ニート(NEAT)SAF」と呼ぶ)の形で輸入し、国内で混合することが流通上理にかなっています。(ちなみに国内で混合すると「国産SAF」扱いになります・・・)

    結局パーム油等の植物油頼みなので、SAF比率を上げていけば、廃食油の世界的な奪い合いになります。世界的に13%混ぜれば7200万kL必要と言われ、SAF必要量は2020年の6.3万kLの1000倍にもなり、圧倒的に足りなくなるでしょう。

    そうなった場合、藻類の出番・・・かもしれないのですが。ちとせ研究所が世界最大級の藻類生産設備作ったの、あまり知られてないですね。
    https://chitose-bio.com/jp/news/4940/


  • 国内航空会社 気象予報士

    SAFを使えば使うほど二酸化炭素が増える、という指摘は、あながち荒唐無稽な嘘というわけでもありません。ただしその条件は、SAFの精製から輸送、保管までに発生する二酸化炭素の量(要はSAFを作るときに人為的に投入されるエネルギー)が、SAFによって節約できた化石燃料を燃焼させたら発生したであろう二酸化炭素の量(純粋なSAFとして、それ自身が燃焼して発生するエネルギーとほぼ同じ意味)よりも多い時です。

    SAFを作るのにはそれなりのエネルギーは必要ですが、まさかそのエネルギーのほうがSAF自身が燃焼して生ずるエネルギーよりも大きいということはありえません。それはすでに燃料とは呼べません。

    ですからSAFを使うことはトータルでの二酸化炭素量を増やさない効果も間違いなくあります。ただし問題はその原料で、例えばバイオエタノールは大半が人間の食糧となる農産物から作られており二酸化炭素以前に人類の食糧が制限されることになると大いに反発されましたし、では廃食油はというと加工のしやすさもあり、案の定争奪戦になっているといったところです。
    今後はやはり藻類起源のバイオ燃料に期待で、安定供給も図れそうです。


  • 建設業#金子さんファンクラブ

    世界の航空燃料の需要が大体3億トン(コロナ前)。世界のSAFの製造量が10万kL=1億Lなので大体10万トンちょいくらいですか。この規模感だと共同調達?とか言われてもどの程度意味があるんですかね・・・。
    そもそも航空機由来の温室効果ガスって超小さいのに、ここに金を掛ける意義はどこにあるんだろう?


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