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メモリメーカーは2022年第4四半期は急速に落ち込んでいます。メモリは数量が多い昔ながらの大量生産品ですので、作りすぎると単価が大きく落ちてしまいがちです。一つのシステムに最低8個or9個、あるいはその2倍の16個ないし18個メモリを搭載しています。8個にするのはバイト単位で使うことが多いからで、9個は誤り訂正のためのパリティチェックに必要だからです。しかし、プロセッサやその他のICは1個か2個しか使いません。様々な回路を集積しているからです。数量の多いメモリはつい作りすぎになりがちです。相手が二重に発注しているかもしれないからです。20~21年の半導体不足はまさにそうでした。
ただし、在庫がはけると再びメモリ需要は高まります。大量のメモリとCPUが直接やり取りできるようになるとコンピュータシステムが高速にサクサク動くからです。データセンターなどクラウド需要は消費者向けのパソコンほど落ちていませんが、少し様子見状態になっています。メモリをはじめとする半導体の低迷は短期的に今年いっぱい続くかもしれませんが、来年はまた不足するようになります。システムがAIやスマート化、DXなどこれからも半導体をたくさん使うようになるからです。