世界初の移行国債、政府発行へ 脱炭素の資金20兆円調達、原発にも
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日本国債は日本の通貨で発行され国内で消化されているから政府の借金がGDP比で先進国はおろか比較可能な160か国の中でほぼ最悪でも大丈夫、というのが通り相場ですが、欧州等が主導するカーボンプライシングで日本企業の負担を増やして返済原資にすることを前提に、このタイミングで使い方も定かでない国債を発行することの真の狙いは奈辺にあるものか・・・ 「通常の国債より低い金利で出すねらい」とありますが、日銀が大量に国債を買って金利を歪める我が国の国債金利は十分以上に低く抑えられています。財政規律が緩んで赤字国債だの建設国債だの財投債だのを出しまくり、敢えて目新しいものを出して更に財政規律を緩めることが狙いでなければ良いけれど。
エネルギーは我が国の泣き所。カーボンプライシングが返済原資と喧伝する国債の増発が冷静な議論を経ぬまま先行し、日本のエネルギーコストが上がれば我が国はますます衰退しかねません。記事前半を目にする限り、懸念を感じないでもありません (・・;あくまでこの20兆円は呼び水で、民間含めて150兆円の脱炭素関連投資を誘発させることが目的です。
そして実際にそうなれば、結果的に自然増収が増えてペイするでしょう。使途限定のファイナンスは個人的には支持したいのですが本当にその目的で使われたのか、お金には色がない中でどのようにトレースするのか。得意の申告主義&どんぶり勘定で本当に大丈夫なのか。とか気になってしまいます。
きっと頭の良い人たちが考えているので上記の懸念なんか当然織り込んでいて、電力会社など補助金を受ける会社の諸々の報告書の書式も併せて増やすのでしょう。
個人的には民間銀行と信用保証協会にこの部分のモニタリングを委託して、企業はトランジションに専念できる、変なペーパーワークは増えないといった枠組みとセットになると面白いのではないかと。