[30日 ロイター] - 欧米諸国がウクライナに主力戦車を供与する準備が進められる中、ロシア企業がウクライナでこれらの戦車を破壊したロシア兵に対する報奨金の提供を申し出たことが明らかになった。最初に「破壊か接収」した兵士らには現金500万ルーブル(約930万円)が提供されるという。

報奨金を提供するのは、エネルギー産業向けに資材を製造しているロシア企業。ドイツ製主力戦車「レオパルト2」と米国製主力戦車「エイブラムス」が報奨金の対象で、最初でない場合でも全ての同様の攻撃に50万ルーブル(約93万円)が支払われるという。

同社は、北大西洋条約機構(NATO)諸国がウクライナに「無制限」で武器を投入し、紛争を激化させていると批判した。欧米諸国が戦闘機の供与に動いた場合、戦闘機の破壊には1500万ルーブル(約2800万円)の報奨金が支払われるとも説明した。