米ツイッター、決済機能の開発に注力=報道
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私が企業再生ファンドの担当者で、ツイッターを買収するとしたら真っ先に考えること思っていたアクションです。①まず、人件費を含むコスト構造を適正化し、②次に、その会社が持っている有形無形の資産をマネタイズすること、③次いで元からいた経営者(創業者)がなんらかのこだわりで手を出せなかった有望な事業をしれっと実行する、というのが企業再生の王道プロセスですが、まさにその通りのことをやっている、と思います。それが済めば、次は④資本と資金(借入や債券発行)によって資本の効率(IRR)を引き上げて、まずは仕事がひと段落(売却が上場)というのが、普通考えることです。
そして、今回のある意味最大のチャレンジは、⑤決済事業を早期に開始するための金融規制当局からのライセンスを早期に取得すること(それも米国だけでなくTwitterのユーザーが多い国や地域、例えば日本)です。これに何年もかけていては話になりません。そのスピードアップのためにイーロンマスク氏がどんな手を打つか、に注目すべきで、①②③④⑤の結果が出揃ったら、私が大学院で担当しているMBAプログラムで使うケースにしたいと思います。現状でいうと広告ビジネスのため露出増、コミュニケーション増という話題のマッチングに終始しててこれが決済との食い合わせが悪い。決済ビジネスで言うとヒトとコトのマッチングでTwitter内でコトの消費が起きないとで。
だから決済が出てきたらまたアルゴリズム変わるし、コトとしての長文や動画などのコンテンツが強くなるかも。そのために今からアカウントを改めて育てておくって感じですかねえ。ただこの育てるもフォロワー増は一丁目一番地ではなくなることでしょう。