2023/2/1

【徹底解説】株価70%下落。テスラが直面する「六重苦」

NewsPicks 記者
大量リストラを行っているビッグテックの裏で、テスラが苦境に陥っています。
脱炭素を背景にEVやモビリティといった分野で圧倒的な「一人勝ち」状態だったテスラ。同社が時価総額でトヨタを抜いたのは、近年の自動車業界で最大のトピックでした。
テスラの時価総額はここ数年で膨れ上がり、一時はGAFAMの一角・メタをも上回りました。
しかし、ここに来て株価に「急ブレーキ」がかかっています。2022年の年初からの1年間で、株価は70%も下落しました。
直近では好決算もあって株価はやや持ち直していますが、テスラは今、創業以来の曲がり角を迎えています。
テスラ、そしてイーロン・マスクCEOを縛るものとは一体何なのか。6つのポイントから徹底解説します。
INDEX
  • ①世界経済減速で「EV受難」
  • ②「テスラキラー」続々登場
  • ③立ちはだかる「100万台の壁」
  • ④実現しない完全自動運転
  • ⑤テスラには「経営者が不在」?
  • ⑥アップルにソニー。今後もライバル続々
  • 今年中にトヨタの「再逆転」も?

①世界経済減速で「EV受難」