SNSのニューフェイス、T2(仮)って何?
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マクロ観、歴史観を持った方が良いと思う。SNSとかWeb2.0と言われ始めてもはや20年弱たつ。その間に無数のSNSが世界中に産まれては消えてを繰り返した結果、産業として既に寡占、ロールアップされてメタとAlphabet、ティア2のTwitterやSnapに収斂された、つまりは成熟産業である。
今後とも新規参入はあるだろうし、場合によっては逆転もあるかもしれず否定は出来ない。しかしながらそれは大同小異であってトヨタかBMWか、ソニーかLGかみたいな違いに過ぎず、要するに成熟産業のシェア争いをします、あるものをより良くします、という話で、そこにTWが産まれた時のような新規価値創造のエキサイトは無い。トヨタかテスラか、の違いがエキサイトなのである。ちなみに投資家が凄いとか言っても個人エンジェルは文字通りエンジェルであってろくにDDもせずに明日消えてなくなっても気にも留めないほど無数の投資を日々している連中である、だからと言ってスゴイという事には必ずしもならない。昨年秋のTwitterの騒動以降、ポストTwitterのポジションをめがけて、たくさんの新生SNSのニュースを見かけます。今回のTechCrunchでは凄腕プレイヤー17人からエンジェル出資を受けた「T2(仮)」を紹介しています。
驚いたのはTwitterを「オリジナル」と呼ぶところ。もはや、真似した・真似されたではなくて、とにかく市場を獲ったもん勝ちなんですね。イーロン・マスクの買収で「ツイッターが失ったチャンス」について、思うところを立て続けにツイートしているうちに、逆境をチャンスに変える意思表示に発展したというT2誕生の経緯が面白いですね。しかも、これがすべて打倒相手のツイッター上で起こっている。
「商品はすでにあり、私たちはフルスピードで準備を進めています」
タイミング、実績、資金はそろっていて、あとはスピードだけということでしょうか。
ポスト・ツイッターの地位をめぐり、熾烈な競争が始まっているのですね。