トヨタ、3年連続で販売世界一 1048万台、VWに大差
コメント
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今のトヨタ首脳陣は『販売台数』よりも『損益分岐台数』を追いかけているのでは?と思います。
トヨタ過去、奥田社長〜渡辺社長時代に販売台数を追いかけたことで、
・損益分岐台数の増加
・固定費の増加
・商品力の低下
結果的にリコール問題や赤字転落を引き起こしました。
豊田社長就任後は『もっといいクルマづくり』や『意志ある踊り場』を掲げて、
量から質を極めていきました。
それは今のトヨタの車両ラインナップを見ればわかりますし、
さらにはその結果が販売台数世界一として出てきていると思います。
つまりこの十数年で『ハードウェア』の商品性が上がりそして、『損益分岐台数』を下げることができました。
ここで豊田章男社長は佐藤恒治社長へバトンタッチ。
今回社長も変わりますし、トヨタ自身もモデルチェンジし(マイナーチェンジはダメです)、何の指標を企業として追いかけるかも変えていって欲しい。
・車両販売後にどれだけ稼いでいるのか?
・ユーザーが移動体験をする中でどれだけ稼げているか?
などなど。
モビリティカンパニーであるなら、車だけで稼ぐ必要もありません。
移動体験の中で様々な価値を提供する会社に切り替わってほしい。
『もっといいクルマをつくろうよ』
から
『もっといい移動体験(モビリティ)を提供しようよ』
へ
そんな風に佐藤社長にはトヨタをモデルチェンジする指針を出して、引っ張っていってほしい。
注目のコメント
EV化が遅れてるという指摘はよく聞くが企業戦略として強味が損なわれるEVをトヨタが率先して開拓していくとは思えない。ましてやEVは現状として様々な課題がある。水素自動車やハイブリッドなど広くポジションを取っているトヨタの戦略は間違っていないと思う。
またテスラを引き合いにだしてトヨタをディスるケースもチラホラと見られてましたが、時価総額でいえばカリスマ経営者がいて急成長していると株価は釣り上がるもの。評価軸はいろいろあっていい。
そして自動運転やEVといった流れは本格化した時に新たな競争になるのは避けられないことで、それはトヨタの戦略の問題ではなく環境の問題で仕方がないと思う。
あと環境に関してはEVの排出するCO2とガソリン車の排出するCO2が比較されがちですが、実際には自動車の生産にも廃棄にもエネルギーが使われゴミが出てCO2も排出されます。長く使うことも1つのエコなので全体のバランスをみたいものです。『燃費さえ良ければエコ』みたいな単純なエコ論に走る風潮はちょっと気になります。トヨタは電動化において時代遅れでこのままだと市場で取り残される、みたいな批判もありますがこの数字を見ているとまだまだ世界全体としては電動化への完全なシフトはまだまだだなと思わされます。
また、トヨタのブランド力にも驚かされます。