2023/1/31

【大混乱】Twitter元社員が告白、マスク流コスト削減が生んだもの

NewsPicks 編集部(シリコンバレー支局長)
ツイッターの人員を50%リストラする──。
去年10月末にイーロン・マスク氏がCEOに就任してわずか4日目、その発表はシリコンバレーのハイテク企業に大きな衝撃をもたらした。
理由はその数が前代未聞であったこと。そしてもう一つは、マスク氏がコスト削減に大鉈を振るうという明確なサインになったからだ。
「1日400万ドル(5億2000万円)を垂れ流しているのであればリストラは必要だ」と説明したマスク氏。
それから3カ月、ツイッターはどう変わったのか。
徹底的なコスト削減はデータセンターの縮小、オフィスの閉鎖、さらに本社の高級家具のオークションにまで及び、企業ロゴ「ブルーバード」の像までが売りに出されることに...
同時に、オフィスビルの家賃滞納や、元社員に支払われるとされた「退職金」が足りないことも発覚し、裁判沙汰の大騒動にも発展しているのだ。
マスクの元でスタートした「ツイッター2.0」で今、何が起きているのか。元社員たちの告白から読み解いていく。
INDEX
  • メールで「さようなら」
  • 約束された「退職金」はどこへ
  • サバイバルモードに突入
  • 削減で問われる質の担保
  • 大量リストラで変わる転職

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