精子バンク利用500人超 不妊症夫婦や性的少数者ら

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注目のコメント

• 平賀 裕章

  東北大学 産婦人科医

  ・2023年01月30日

  潜在的には既に大きい精子提供の国内需要は、今後更に増えていくと考えます。男性不妊は不妊カップルの半数近くを占めています。未婚率の上昇と共に選択的シングルマザーを希望する方も多くなってきているのではないかと思います。人口当たりのLGBTQ+の割合は左利き人口の割合と変わらないというデータもあります。
  　子を持つことを希望する人が子を持ちやすくすることは少子化対策としても重要です。子を持ちたい人にとって、従来の不妊治療や養子縁組と共に、精子提供や卵子提供を選択肢に入れるメリットは大きいと思います。
  　海外の例を参考にしつつ、早急に制度を整えてほしいと思います。その際は、禁止事項ばかりを盛り込むのではなく、多様性を受け入れる寛容な価値観を感じさせる制度になってほしいと思います。