ユーチューバー・作家の副業もOKです…三井物産が就業指針改定
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注目のコメント
別のピックスでも書きましたが、こちらでも。
私が厚労省時代、副業解禁に注目したときに念頭においていたのは、まさにこうした大企業に勤務するビジネスパーソンの副業です。
以前三井物産に出向していた時から「実は三井物産には小説家と2足のわらじをはいている人もいる」ということを聞いており、そこからのインスピレーションもありました。
こうして、大々的に一流ビジネスパーソンが副業を始めれば、キャリアの「当たり前」が変わってきます。大企業に行く人、ベンチャーに行く人、独立する人、のそれぞれの境目がどんどんとなくなっていきます。そうなれば、ビジネス人材のエコシステムも変わり、人生の選択肢も変わっていくでしょう。
最終的には、経済停滞の一因と指摘される、あまりにも硬直的な日本の労働市場や、それを前提とした解雇規制も変容していくはずです。
これぞ待ちに待っていた「アリの一穴」。心から歓迎したいです。出ていく人も多いし、入ってくる人も多い。
優秀な人材の流出、流入が活発。もちろん出戻りもOK。それがいいですね。まだまだ流出を過度に嫌がる企業が多いですが。
型にはめない自由度の高い副業を認めることも企業の活性化につながります。個人も企業も柔軟な発想がポイント。
一見関係がなさそうなことに創造的な関連性を見出して活用しましょう。それが成果に大きく影響します。“将来は外部で培った知見や人脈を本業に生かしてもらう狙いがある”
ここがめちゃくちゃポイントですし、必ずここまで見据えて設計してもらえた方が最終的にどちらのためにもなると思っているのがずっと越境活動を続け、大手自動車メーカーでまだ少ない副業をポジティブに認めて頂いている自分の持論です。
毎回この手のニュースで同じコメントをしていますが…
社外での実践知を社内で「還元できるか」。このが本当に重要なポイントだと思います。
色々なこういったニュースで見える範囲だと、外での実践の制度作りが先にいっていますが、越境活動の価値を最大化するためには「実践知の社内への還元」まで意識をした設計にしないと、本当の意味でのwin-winの施策にならないと常々思っております。
そのためには、外で実践した知見をまずは「見えるようにする」ということと、その知見を「社内で活用するための施策」がセットにならないといけないと思います。
「越境→実践→還元」このサイクルが回り続けるような仕組みにできていると良いなぁ…と思いますし、自分はそれができるように挑戦を続けたいと思います。