「マウスピース矯正」患者が集団提訴、健康被害の訴え続出 「実質0円」で拡大、多額ローン抱えたまま診療所が突如閉鎖
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金銭の支払い(歯科医院)と、モニター返金のそれぞれを異なる当事者との契約であることにまずは警戒が必要でした。一般的なビジネスであれば、このようなケースでは、返金するところが何らかの事情で契約を履行しなかった、あるいはできなかった場合は、金銭の支払い者に債務保証契約がなされているかなど、見ておく必要がありました。
被害者が多く存在するため計画倒産にも見えなくはないですが、債権者による財産の回収を妨害するために、倒産時の財産を隠したり壊したりすれば詐欺破産罪(破産法265条)に該当する可能性があり、そこで罰金以上の刑を受けた場合は、歯科医師免許を剥奪される可能性があるため、「そこまでするだろうか」という印象を持ちます。
後払いのキャッシュバックをおとりにして、まずはキャッシュを得る必要からこのようなローンを組ませたということですので、可能性としてですが、この医院が当初から自転車操業に陥っていて、資金繰りのためにこの商品を企画した印象を受けます。それが甘い見通しのもとで返済に流用されて、それも滅失したのではないかと思います。もとよりこの医院はお金に困っていますので、サービスについても患者のことは二の次だったのではないかと思います。
仮に犯罪性がなく見通しが甘い単なる倒産で、かつ配分する資産も残っていないとするとお金は戻りません。マーケティング会社も逃げ回っているようですが、ここもまた歯科医院から回収できない被害者かもしれません。
何らかの目的のために多額の資金を預けておき、後で商品やサービスを受け取る契約全般に発生するリスクですので、このような契約には気を付けないといけません。
注目のコメント
自由診療、美容系、英語教育系などはもちろん良い会社もありますが、真偽が悩ましいサービスや提供会社も多数あります為、注意が必要かと思います。
おばあちゃんから教わった「タダほど高いものはない」はいつの世も真実かと思います。最初にこの診療所を薦めてきた同僚は紹介料を貰ったんですかね。文字で見ると怪しさが漂っていますし。
一般人が宣伝等に協力しただけで154万円の報酬という時点で疑問も湧きますし、被害者を貶めるようなことは言いたくないですがちょっと脇が甘くないですかとは思ってしまいます。