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感染者、7億5千万人超に急増 WHO速報値、中国の報告反映

共同通信
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  • 辛坊 正記
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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    累計感染者11億人とか死者1万人とかいう報道も先般あって何が本当か分からぬ面がありますが「22日時点では感染者は6億6400万人超、死者は672万人」、「27日夕時点での感染者は7億5250万人超、死者は680万人」を信じるなら前者の致死率は1.0%、後者の致死率は0.9%に過ぎず、両者の差は感染者8850万人、8万人で仮にこれを致死率に換算すると0.09%。中国製のワクチンは効き難いと伝えられるので我が国などより致死率は高いにしても、所詮その程度に過ぎないとも言えそうです。
    実際の数字がどうあれ、中国国民が周囲の状況から判断して本当に怖いと思えば春節の大移動なぞ頼まれても避けるでしょうから、中国の新型コロナウイルスの現状は精々その程度のものと見て良さそうに感じます。仮に感染者数が更に多いとすれば、中国人が社会的に受容可能な状況で集団免疫を得たとも言えるでしょう。
    新型コロナウイルス発生直後の2020年こそ主要国が一斉に活動自粛に入りましたが、2021年に入るとウイルスの感染力の強さと致死率の低さに気付いた中国を除く各国が、ワクチン接種等を進めると同時に社会経済活動の回復に舵を切り、オミクロン株が登場した2022年には感染しても症状が無ければ気にしない普通の病気にしています。ここに来て中国が一気に舵を切ったので随所で騒ぎが起きましたが、それでも中国相手に出国前の陰性証明のみならず自国の空港到着時に検査して陽性なら隔離するなんてことまでやっているのは日本だけ。そもそも諸国はそんな体制を既に廃しています。
    陽性者数も死者数も諸国と比べ桁違いに少なかったにも拘わらず大騒ぎした我が国のGDPは2020年に欧米並みに落ち込み、諸国が活動を再開する中で緊急事態宣言だのまん延防止等重点措置を繰り返した21年、22年に回復で諸国に大きく立ち遅れ、今年はリバウンド需要で多少追いつきそうですが、この間の遅れを取り戻すことは最早不可能です、結婚、出産、児童・生徒・学生等の犠牲も同じです。
    ゼロコロナ解除にいきなり踏み切った中国の対応が変と感じさせる記事ですが、漸く検討を始めた感染症分類の変更を5月に先送りし、活動再開も未だに及び腰で社会経済活動を犠牲にし続ける我が国の姿は、中国に負けず劣らず変じゃないのかな。中国が解除に踏み切った今、これほど異様な対応をしているのは日本だけ (・・;


  • 阿部 圭史
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    国際政治・危機管理アナリスト/医師 国際政治・安全保障・危機管理・医療・公衆衛生

    国際保健規則(IHR)で、各国はケースをWHOに報告することが定められます。しかし、内政上、既にコロナを特別視していない国が増えていることから、WHOの発表する数字も、中国の数字を反映したとしてもどの程度世界の状況を正確に反映しているか不明です。国際法の難しさです。


  • 赤井 厚雄
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    株式会社ナウキャスト 取締役会長

    ひとこと。データが信用できない国は、世界から信頼されない、ということです。


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