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これは仕事上、色々な方とお話しする中で結構出始めている話です。ニセコが満室運営を諦めたというニュースがありましたが、あれも労働力不足に起因するお話でした。外国人就業者に依存している業態は飲食・宿泊であり、いわゆるインバウンドの受け皿として期待される産業です。円安で旅行収支を期待しつつ、円安でその基盤が失われつつある、という皮肉な状況です。
それで人材争奪により、結果的に賃金上がればいいんですけどね。
賃金だけではないっていうけど、賃金が低けりゃ他何を充実させてもだめだよ。働くってそういうことだろ。四の五のいわず金出せよって話。
ベトナムから日本に出稼ぎに来る人達は、豊かな都市部の人たちではなく農村部出身者だと聞いています。

今回の急激な円安がすすむ前から「日本人はもはやお金持ちではない」「日本に来るベトナム人はいなくなる」と言われていました。

円安がきっかけで急減したようですが、日本の経済力がジワジワと低下していて「魅力のない国」になりつつあったのはそれ以前からのことです。
中小企業診断士としてこのようなことを口にするのはいかがかと言われそうですが、このような状態が続くと、労働力を確保できないことによる企業淘汰やむなしという意見も説得力を持ちます。
それもこれも、日本社会が高度経済成長のOSを脱却できず、リスクをとって外部環境の変化に合わせて自らが変わることができなかった結果です。変化を拒み、先人が残した資産をいたずらに食い潰したということです。

ただ、どうすればリスクを取って行動できるのかを日本人が学ぶ機会は、控えめに言っても皆無だったという現実もあります(少なくとも学校でそのようなことを教わった人は、数Ⅲや数BCで確率統計を本格的に学んだことがある人ぐらい)。

今が日本がこの先先進国として居続けられるようになる最後のチャンスです。一人一人が自分の強みを武器に価値を生み出せる社会を創り出す。そしてリスクと適切に向き合い、リスクに油断しすぎず恐れすぎないリテラシーを少しでも高めていくお手伝いをすることを、人生の後半に入った一リスクコンサルタントの使命にしたいと思います。
「円安が半年以上続いているので、あまり送金せずためていました。『円安が落ち着いたらまとめて送る』と家族にも伝えています。日本に来ているベトナム人の友人も同じで、2~3カ月分をまとめて送るだけでなく、帰国する別の友人にお金を託している人もいます」
帰国する友人委託していると。。そんな状況にまで。

働きたいけれど円安が続けば難しいと考えている人も少なくないようです。
為替だけの問題ではなく、彼ら外国人の能力に見合う給与では無いと考えた方が良い場合もあります。

先日、銀座の中華料理店の支配人と話をしたら、
「日本の大学を卒業したマレーシア人の“初任給”は『35万円』です。今後5年プランで更に給与を上げていきます。」
…と話をしていました。

英語、中国語、日本語が流暢に話せるので、初任給が高いのは当然のこと。能力が高いのですから。


もう一つ。有名な話ですが、ニセコのとあるホテルのフロント係は外国人ばかり。そして、フロントの前をモップで床掃除するのが、日本人です。


今は、外国語を全く話せない日本人が、下働きをする時代。
円安と鎖国の帰結です。
近い将来、日本人が海外へ大量に出稼ぎに行く時代が来る。