｢このままだと2086年には皇統が途絶える｣皇室研究家が危機感を持つ"絶望的な試算"
コメント
注目のコメント
今日までの2000年間に何度かあった皇統断絶の危機を、先人たちは知恵を絞って凌いできました。その努力や歴史的な重みを、現代のわれわれの世代の都合で変えるなら、相当な不可避の条件が整う必要があると感じています。
この記事には旧宮家復帰案を憲法違反と断じ排除していますが、その検討は充分に価値があると思いますし、他の選択肢もまだ残されています。万策尽きた時はまずは女性天皇ということもあるかもしれませんが、まだその時ではないのではないでしょうか。
男系男子というのはジェンダーや男女平等の問題と同一視すべきではないと思います。2000年間の伝統がたまたま男子だったわけですが、仮にルールを変えてしまえば、それはもう既に天皇とは別の存在になってしまい、権威や敬意は失われてしまうと思います。海外からエンペラーと呼ばれる皇室が残っているのは日本だけだ。途絶えたという清の皇帝は、日清戦争後、滿洲国の王になり、最期は中国での政治教育を受けて一般人として亡くなっている。
知恵があるなら、一夫一婦制で、後世に途絶えない方法も考えるのも皇室研究家の仕事ではないだろうかと思う。国の成り立ちと一体性という点では、万世一系で皇統が途絶えずに今まで来たという神話をリアルなものとして国民が共有することは非常に重要であるけれど、DNA鑑定もSNSによる情報の拡散も真実を追求しようというメディアも無かった太古の昔、実は途絶えてました、それでもなんとか上手く続いていることにしました、ということが何度もあって不思議ではないし、あったと考えるほうが自然です。
あまり無理して皇室に余計なプレッシャーをかけるのもどうなんだろう？ 国民から皇室が敬愛されているというだけで十分なのではないかと思います。
