[26日 ロイター] - 米新興インターネットメディアのバズフィードの株価が26日、2倍以上に急騰した。米メタ・プラットフォームズとの提携やオンラインクイズを強化しコンテンツをパーソナル化するために人工知能(AI)の活用を計画しているとの報道を受けた。

株価は一時157%高の2.45ドルを付け、終値は120%高の2.09ドル。引け後の時間外取引でも19%上昇した。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、バズフィードがチャットボット(自動応答システム)「チャットGPT」を保有するオープンAIをコンテンツに活用すると報じた。

同社はロイターに対し、チャットGPTは現在利用しておらず、オープンAIが公開しているAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を使っていると説明した。

ロイターが入手したジョナ・ペレッティ最高経営責任者(CEO)による社員宛ての書簡によると「2023年には、AIによって刺激を受けたコンテンツが研究開発段階から当社の中核事業の一部となり、クイズ体験を強化し、当社のブレインストーミングに情報を提供し、当社の利用者のためにコンテンツをパーソナル化する」という。

取引序盤には約50%上昇。WSJが上記報道とは別に、メタがバズフィードに数百万ドルを支払い、より多くのクリエイターをフェイスブックやインスタグラムなど自社プラットフォームに引き込もうとしていると報じたことを受けた。