任天堂が通期営業益を下方修正、3DS海外で振るわず
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「WiiにPS3が負けた理由は、ソニーが電機屋で、任天堂が花札屋だったから」という話がありました。ゲームのハードを、ソニーは家電で、任天堂はおもちゃとして認識していたということです。
任天堂の遺伝子を呼び起こし「人はどういう遊びで幸せになれるか」みたいな感性で、良い商品やサービスを創出されることを期待しています。前提:外から言うのは本当に簡単なのですが、ちょっと調べてみた。
まず、どれくらいやばいか分かりやすいデータから。
経年売上/利益の推移グラフと、イベント整理:
http://sanosemi.info/archives/1537
状況としては既にWiiを発売する前の売上水準にまで落ち込んでおり、さらに利益については1984年ころの水準に等しい。wiiで爆発的に利益が出てしまったがゆえに、そこからはコスト過多体質に大きく変容。そして、その影響がまだかなり残ってしまい売上はwii直前期とほぼ同等にあるものの、当時10年以上も続いていた営業利益:1,000億円前後からかなりダウンしてしまっている。利益は今期200億円ということで改善し始めているので、あと800億円程度改善できると一応は以前の利益率水準には到達します。
つまり、シンプルに戦略方針は、
1)売上の新しい柱探し。R&D予算をガシガシ投下。
とはいえ利益のキャッシュはまだかなりあるはずなので、もう思い切って携帯電話作ったり、こだわり捨ててソーシャルゲームやスティック型のChromeCast的なものとかをどんどん作ったりすればよいと思うの。ゲーム機市場は携帯電話にマージされていくので・・
2)コスト体質をBefore Wii状態にまで戻す
不採算事業のさらなる整理。過去の栄光を捨てる。wii事業すら解散し、配置転換など。
1歩づつやるとかじゃなくて、一気に走り幅跳びでもしてしまったほうが早そうです。
3)M&Aなど
収益性改善が短期で見込まれる打ち手の集中実施。株主への短期責任も果たす。
という、そうまるで某M社がやったことをケースに、愚直にやりきるのが良いのではないだろうか。
以上は、通りすがりの評論家からの視点でありました。(´・ω・`)