世界経済成長率、23年は1.9%に減速 24年に持ち直しへ=国連
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「国連が25日に発表した「世界経済状況・予測(WESP)」によると、世界経済の成長率は2023年に1.9%と22年の3%(推定)から鈍化する見通し」
IMFや世界銀行が出す数字でもそうですが、リーマンショック直後、新型コロナウイルスが襲った直後、といった極めて特殊な時にマイナス成長を経験することはあるものの、世界は毎年3パーセント程度のペースでかなり着実な成長を続けています。先行してコロナ禍から回復した欧米諸国のインフレ退治とコロナ後のサプライチェーンの混乱を引きづる今年も、減速するとはいえ1.9パーセント成長するわけで、世界の需要を取り込むことが出来れば我が国が過去30年以上に亘って停滞することは無かったに違いない。
新型コロナウイルスが襲った直後の2020年に欧米並みに落ちた我が国のGDPは、欧米諸国が社会経済活動を活発化させて経済規模をコロナ禍前に戻した2021年、2022年の復活で大きく立ち遅れ、今年に限れば遅れて来るリバウンド需要で欧米より良さそうですが、その後は再び世界はもとより欧米の先進諸国に引き離されて行くと見られています。低インフレであるがゆえ許される金融緩和と財政支出とリバウンド需要で今年の成長率が欧米諸国を仮に多少上回っても、安心する訳に行きません。世界に伍して成長し続けるために何を為すべきか、よく考えてたゆまず実行するする必要がありそうに思います。
注目のコメント
世界経済の減速とは、マクロ経済という文脈においては、とても重要なことな気がする。
世界経済の拡大が減速するという事だが、前提として世界経済が拡大し続けているということがある。
商取引がどんどん増えているという事だと思うが、どこまで拡大するのだろう。
そのことによって、経済的に豊かになる人が増えるのであろうが、それは本当に人々の幸せに寄与するのだろうか。
貧富の格差によって、貧困層の劣等感が増し、相対的には不幸になっているのではと、当社のベトナムからの研修生と触れていて思った。