サイバーエージェント、第1四半期決算は営業損失12億円と赤字転落 FIFAワールドカップ配信の費用増で ゲームとネット広告も減益
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注目のコメント
サッカーW杯の配信権利料は莫大だったはずで、景気減速による広告事業のダメージにゲームのリリースタイミングによる減収が重なったための赤字です。しかしW杯で勝負したことでAbemaのユーザー数は急増したはずで売上に貢献する効果は長年にわたって現れるはず。短期的な視点で赤字を評価するのではなく長期的に評価すべきです。
サイバーの決算発表きた！W杯でAbemaがどうだったか気になるところで、スライド22からがメディア事業。
・売上：334億円（前Q302億円、前年249億円）
・うちAbemaは217億円（前Q190億円、前年152億円）
・営業利益：-93億円（前Q-26億円、前年-38億円）
・WAU：W杯期間3409万、直近1766万
WAUについては、今後の動向が重要だが、こういうグラフは基本的に下限が切り上がっているかを中心にトレンドで見ることが、自分は多い。
Abema売上で、広告がグイっと伸びているのはW杯効果だろう（ただ売上全体では周辺事業＝WINTICKETが目分量で過半）
連結では12億円の営業損失。
メディア事業は、W杯の権利が100億円はかかっていると言われ、またサーバーコストも一定かかってそう。前四半期比で売上30億円増加し、営業損失は約70億円増加。ただこれだけで約100億円なので、それ以外の部分でコストダウンした？
W杯なかりせば、これまでと同じような四半期で連結100億円前後の営業利益だっただろう。
説明資料：https://bit.ly/3WvPAII追記：サイバーが"連結"で営業損失を計上したのはいつ以来だっけ？と思って、調べたらなんとFY2003 2Q以来、約20年ぶりでした。これはすごい...
決算短信：https://pdf.cyberagent.co.jp/C4751/fhjD/qdYS/IBvq.pdf
決算説明資料：https://pdf.cyberagent.co.jp/C4751/fhjD/qdYS/pctj.pdf
FY2022通期決算で「今、経営陣はいかにソフトランディングさせるかを考えている。FY2023以降でも安定的に成長軌道を描ける準備をしている」とおっしゃっていたので、想定内といったところでしょうか。
インターネット広告事業は今日のNPオリジナル記事で電通に価格で競り負けるケースが増えてきているという情報も出ていましたね。
【頂上決戦】サイバーvs電通。「21世紀の広告王」はどっち？
https://newspicks.com/news/8032292
直近は小売企業向けのリテールメディア（店舗内のデジタルサイネージなど）に力を入れていることに注目しています。あとは公営競技のインターネット投票サービス「WINTICKET」が順調に伸びていますね！
【殺到】サイバーエージェントに今、小売企業が群がる理由
https://newspicks.com/news/7890134
