ドイツ、ウクライナに戦車供与発表「全力で支援」 米も最終調整
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シュピーゲル誌の「関係筋によると」という以外のソースが無いので、まだ何ともいえないです。
米国もM1エイブラムス戦車を出す、という「関係筋」の話はありますが、いずれも政府の公式発表として出てこないと、確定とはいえないでしょう。
ドイツに対してヨーロッパ諸国、特にウクライナに隣接するポーランドなどから、強い圧力がかけ続けられていて、それにドイツの閣僚の一部も呼応していた、というのは確かです。
しかし、ショルツ首相の声明でなければ、確定にはなりません。まだ公式発表ではないですが、事実ならショルツ政権がついに重い腰を上げたことになりますね。ドイツはロシアに今以上に睨まれるとこまるということで、ショルツ氏が戦車供与を一貫して保留し続けました。Twitterでは物事を遅らせまくるという意味の「ショルツィング」という新しい単語(?)も登場したほどでした。
世論工作やドローン戦といった「21世紀の戦争」になるかと思いきや、戦場では古い戦争が繰り広げられているため、こうした戦車がまとまった数供与されることはウクライナにとって非常に重要です。
ロシアが去年秋に部分動員を行い、一段回上の大攻勢がこの春に見込まれています。実際には供与に当たって整備が行われたり、訓練が必要だったりするため、戦場への投入は春以降でしょう。ただ、ウクライナとしては喉から手が出るほど欲しかった兵器が手に入ることに。WSJはアメリカも主力戦車を供与する方針だと報じています。
(ちなみに…)英国防省によると去年10月の時点で、ウクライナがロシアから鹵獲した戦車は400両以上ものぼり「ウクライナへの最大の兵器供給国はロシア」なんて言われていました。いよいよ、今回の戦争を終わらせるための取り組みが始まった、ということなのかもしれません。戦争は、お花畑のような理想論だけではなく、力を背景としたリアリズムの考え方によって初めて決着し、終わらせることができるのだ、という教訓になるのではと思っています。