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おや。Pickされていましたか。なかなかハードな練習問題でしたが、「癌」は各種の意思決定を考えるよい材料になりました。
筆者が癌になったことで、治療法の選択までの道筋、がん保険に入るべきか問題、今後の人生の考え方について実例を交えながら説明してくれています。多くの人は歳をとれば病気にかかるし、お金のことも考えなければならない、そのヒントがたくさんある記事です。
山崎さん、だいぶ回復されているようですが、引き続きお身体ご自愛ください。
投資と、がん治療の共通点を描いている、珍しく、興味深い文章。
山崎元さんの本は何冊も読みましたが、投資を語るときとトーンが変わりません。
前提として、あくまで個別事例と前置きしているところも誠実さを感じます。

「尚、投資の文章では末尾などに「投資判断はご自身で行って下さい」としばしば注記されているが、本稿の性質もそれに似ている。筆者の治療方針の選択や意思決定は一例であって、他人にも適合すると推奨するものではない」
記事にあるように、人間には必ず「持ち時間」があります。

それを愉快に過ごすか、ストレスだれけで過ごすか?
誰もが愉快に過ごした方がいいと考えるでしょう。

だとすれば、今日一日を愉快に過ごすことを考えるのが一番。
幸福は「心の持ちよう」次第であるように、愉快であるかどうかも「心の持ちよう」次第です。

老後のお金がないと心配していても、明日、交通事故で死ぬことも多々あります。
考えたり工夫したりすることは必要ですが、それをやったら後は愉快に過ごすのが「お得」なのでしょう。

どうしても愉快になれない人は、ムリにでも笑顔を作って明るい歌でも歌ってみましょう。
行動が心のありようを変えることは心理学で証明されています。
愉快に快活に振る舞いながら、重苦しく悩むことはとても難しいのです。
山崎氏は元々機関投資家。情報の捉え方とか、標準治療への言及など、投資家っぽいなぁと個人的には感じた(ベンチマークとそこからの乖離をいかにうまくマネジメントするかは、機関投資家の基本)。

同時に、平易・端的に説明することがとても上手だと思われ、氏が書かれた「ファンド・マネジメント」は運用の仕事をしていた最初の頃に、古い本ながらも良かった。
治療が一旦は成功しまた落ち着かれたようで良かったし、寛解に向かわれますように。
これを読んで、自分もそろそろ自分の人生の仕舞い方を考えなきゃな、と思った。仕舞い方の前に酒は飲んでおこう。旅には行っておこう。会いたい人には会っておこう。
山崎さんとはお仕事で20年以上前から、お世話になっただけではなく、お酒を介して楽しく語らうことの本髄を教えてくださった方でもあります。手術が成功されたとのことで、ひとまず安心するとともに、寛解に向かわれますこと、心よりお祈りしています。
父も20年前、食道がんでしたが、ステージがすすんでいて、山崎さんのような回復にはたっせませんでした。
医療の情報も、投資の情報同様、取捨選択の難しいものがもたらされるものですが、この記事にある捉え方、アドバイスのもらい方が真っ当な気がしました。