独裁国家のGDPデータ水増し 「光」で照らし出す

記事中にあるグラフは、とても興味深い結果を示しています。

（以下、記事中から引用）
　夜間の光量に関するデータを調査すると、明確なパターンが浮かび上がった。米非営利団体（NPO）フリーダムハウスの分類に基づく自由な民主主義国家では、GDPと夜間の光量が密接に連動している。一方、多くの自由度の低い国や独裁国家では、政府の発表する経済成長率が、夜間の光量の伸びをはるかに上回っているという。同NPOは米国務省の支援資金を受け、民主主義の世界的な状況を調査している。

　それによると、独裁政権が公表する年率換算のGDP成長率は、夜間の光量の緩やかな伸びから予想される数値を平均で約35％上回ったという。そのズレを説明する有力な見方はこうだ。光量はその国の実際の経済状況を反映する一方、GDPはでっち上げられている。プロパガンダとしてなのか、あるいは独裁者を失望させるニュースを誰も伝えたくないからかもしれない。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません