コンパクトシティ富山市は自滅するか否か
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【富山市コンパクトシティ構想】
富山市は家持ちが多いため、都心部に住まずに郊外に住む傾向が強く、人口密度が少なく市内の中心部に賑わいがない。そこで、市内に電車網を整備し、街の中心部を栄えさせようとした所、三井やコストコなどの大手モールが富山市近隣に進出し、富山市から他市へ逆流して、当初の構想の狙いとは真逆な傾向が強まっている。、、、これが問題。
http://bizgate.nikkei.co.jp/smartcity/challenge/001540_5.html
富山市は2回しか行ったことないが、魚、お酒が美味しく、風情豊かなイメージがある。近隣の大規模モールとは、一線画すような戦略立案が重要だ。
文化遺産、新鮮な山海の食材など、第二の京都をイメージした観光戦略がよく似合う街だと思う。ハード的な要素中心のコンパクトシティ構想に、もっとソフト的な観光戦略を織り込みを期待したい。町中に路面電車を作ったりと、コンパクトシティの話をすると必ず事例として出てくる富山ですが、中心部の通行人数などを測定した効果検証ではあまり増えていないのが実態。考えようによっては「減少を食い止めてるんだ!」という見方もできなくはないんですがまだ大きな成果とは言えない状況。最悪、住む場所が固まってくれれば、そこから大型商業施設にバスを出してシニアも買い物ができるようにはなると思いますが。
富山は出張でよく行く場所ですが、中心部の利便性、特に若年層に対する訴求力は高いとは言えないでしょうね。旧中心街の総曲輪はシャッター街のままですし、富山駅付近も20~30歳代が満足するような街になっているとは言い難いです。となると、隣接する射水にコストコが、砺波にイオンが、小矢部にアウトレットができたら大きな買い物はそこになりますね。富山市のコンパクトシティ計画は、少なくとも商業の点では破たんする可能性はあると見ます。
当事者である消費者が不在ならば、コンパクトシティ計画も絵に描いた餅に過ぎないということでしょう。